”向き合う事とは・・・”
2019.01.29
寒い日が続いていますが、みなさま如何お過ごしでしょうか? 私は先日、【アロマテラピーを施設に取り入れる方法】という講習に参加しました。 講師と受講生がわたしだけのマンツーマンで学ぶ事が出来たので、
とても有意義な時間を過ごさせていただきました☆ 講習の内容はというと ★アロマテラピーとは? ★香りの分子が脳に伝わるとどうなるのか? ★香りがなぜ認知症ケア、脳活に良いとされるのか? ★精油について ★精油の取り扱い方、注意点 ★精油の効能 ★アロマを施設で使うためには... ☆ハンドトリートメントの実技 と、内容も盛りだくさんでした☆ アロマテラピーの基礎から始まり、香りを用いての施設への取り入れ方、
最後にはアロマを使ったハンドトリートメントの実践。 今回はその中でも私が一番学べた内容
「香りによる認知症ケア、脳活」についてお話させていただきます☆ 過去2年くらいの近い記憶(短期記憶)の格納庫である「海馬」を嗅覚で刺激することで、
記憶力はもちろんのこと認知機能が向上するそうです。 「海馬」は私たちが母親のお腹の中にいる時、
一番に作り上げられる脳の機能だそうです。 痛みが脳に伝わるのは0.9秒、香りが脳に伝わるのが0.2秒。
香りの情報はこの「海馬」を通じて大脳皮質に格納されています。 つまり、香りの情報(記憶)は脳のところどころに格納されていて、
香りの刺激によって過去にあった香りと結びついている出来事を
すぐに引き出す作用があると考えられています。
みなさんの中にも香りを嗅いだ瞬間、
昔懐かしい場所や過去の思い出がよみがえった経験を
お持ちの方もいらっしゃると思います。 これが香りと記憶の密接な関係だそうです。 単に香りと言っても、やはり個人個人や場面場面で必要とされている香りは違い、
日により当人のコンディションによっても違うようです。 精油には様々な種類がありますが、
効果や注意点もそれぞれ違うのでアロマテラピーを用いる時は効能を知る事が大事だそうです☆ 代表的なアロマテラピーとしては 集中力を高める「ローズマリー×レモン」、
鎮静作用と癒し効果のある「ラベンダー×オレンジスイート」など、
配合する事で一層の効果が期待されています☆ 最後にオイルを用いてハンドトリートメントの実技も行いましたが、
技能よりも相手の目を見てお話をしっかり聞き楽しく穏やかに
コミュニケーションを図ることが何よりも大切だと教わりました☆ アロマテラピーを実際に施設に取り入れるのは難しいと思いますが、
利用者の方たちとしっかりと向き合い、
知識を持った上でいつか私たちにも取り入れる事が出来ればいいな ・・・と夢が広がった講習となりました☆ 寒い日が続きインフルエンザも流行っていますが、
みなさまお身体ご自愛ください(*^_^*)
☆ポラリス・ヘルパーステーション、児童デイサービス・ポラリス 金沢 由佳☆