熱中症
2018.07.27
毎年、この時期になると『今年の暑さは異常ですね』という会話をしているような
気がしますが、今年も本当に厳しい暑さが続いています。
皆様、御体調を崩されてはおられません?
40度を超える地域もでており、生命に危険が及ぶ気温が各地で続いています。
ということで、今回は熱中症の原因、症状、予防(対応)の3つをお伝えしたいと思います。
熱中症とは、暑い環境や体温が下がりにくい環境で起こる、体の異常のことをいいます。
原因としては、体温の上昇に伴い体温調節機能のバランスが崩れて、汗をかくなどの
体温調整機能が損なわれてしまい、体内に熱が溜まってしまうことによります。
炎天下での運動や活動などで発症しやすいことが知られていますが、
熱い夜にエアコンを使用せずに寝ているうちに発症することもあります。
①熱中症になる要因には、
環 境:気温が高い、湿度が高い、日差しが強い、風通しが悪い、エアコンが無いなど
からだ:乳幼児、高齢者、脱水状態、など
行 動:炎天下で活動する、水分や休憩がとれない、日陰などで休まない、など
3つがあります。
②熱中症の症状には、
めまいや立ちくらみ、顔のほてり
筋肉痛や筋肉のけいれん、足がつる
倦怠感けんたいかんや吐き気、頭が重い、頭痛(体がぐったりし、力が入りにくい状態)
汗のかき方がおかしい(何度拭いても汗が出る、もしくはまったく汗が出ない状態)
体温が高く皮膚が赤く乾いている
呼びかけに反応しない、おかしな返答をする
まっすぐ歩けない
自分で動けない、水分補給ができない
などがあります。
呼びかけに反応しない場合には重症である可能性も高いため、
速やかな治療が必要となります。
③熱中症の応急処置
1.涼しい場所に避難してから、服をゆるめ、熱くなった身体を冷やしましょう。
また、水で絞ったタオルを首、脇の下、大腿の付け根に当てるなども効果があります。
2.水分・塩分を補給する
3.そのまま安静にして、充分に休息をとる
※呼びかけに応じない場合は重症である可能性も高いため、救急車を呼びましょう。
また、意識があっても自力で水分摂取ができない場合や、症状がよくならない場合
は医療機関へかかりましょう。
~最後に~
子どもの場合「気持ち悪い」や「お腹が痛い」は熱中症のサインかもしれません。
体調が悪いことや、のどが渇いたなどということを的確に訴えることが難しいと思います。
「吐き気がする」ときに「お腹が痛い」と訴えたりしますので、デイサービスでは、
子ども達のサインを見逃さないように注意した療育を心掛けていきます。
☆児童デイサービス・ポラリス 大谷 綾佳☆