WILL CARE

保護者のみなさまへMessage

保護者のみなさま はじまめまして
株式会社WILL CARE代表の濱と申します。
この度は当社のホームページをご覧頂きまして有難うございます。当サイトを通じて、当社の経営理念、取り組み内容、運営方針等を少しでも多くの方々に知って頂ければ幸いです。

当社は長年にわたる成人の利用者さまへの介助経験を通じ、幼少期における療育・保育・介助が子ども達の未来にとって大きな影響を与えることを実感し、従前から続きます居宅介護事業『ポラリス・ヘルパーステーション』に加えて、平成22年より放課後等デイサービス事業を開始致しました。

事業開始当初は東住吉支援学校への送迎車も数台程度しかありませんでしたが、たった数年で当時の10倍近い数の送迎車がお迎えに来ておりますので、事業所数も驚異的なスピードで増加していると思われます。保護者の方々にとりましては、事業所の選択肢が増えたというメリットと、逆にお子様に合った事業所の選択が大変になったというデメリットをお感じになられているかと思います。

当サイトでは、私たちが、『児童デイサービス・ポラリス』・『児童デイサービス・シリウス』を通じて、子ども達にどのように関わって行きたいのかを、出来る限りお伝えさせて頂きました。お子様の大切な時間を託す事業所を選択する際の材料の1つとして頂ければと思います。

私たちが考える放課後等デイサービス選択にかかる一番のポイントは、サービス提供の内容(取り組み等)に対しての制約がない点です。つまり幼少期の過ごし方(時間の使い方)が、事業者の裁量(ノウハウ)に任されているのです。私たちは、与えられたこの時間を児童たちが“できることを1つでも増やす”ために使います。そのためにポラリス&シリウスには『魔法のしかけ』をたくさん散りばめております。子ども達がデイサービスにて活動する中で無意識にいろいろな事を身につけることが出来るような仕組みを作り込んでいます。

例えば、『自分の荷物を決められた自分のカゴに収納する』という日常動作ひとつをとっても児童の発達状態に合わせて、自分のカゴを「色」「場所」「写真」、また「名前」の場合は「ひらがな」「漢字」「ローマ字」で識別し、どれが自分のものであるかの訓練を毎日行います。こういった必ず行う一連の動作のほとんどに訓練の要素を組み込んでいます。子ども達は繰り返すことで“できないこと”を“できること”へ変えていきます。実際に、私たちはこの子ども達の変化を数多く体験してきました。

また、全ての児童について個々に保護者の方々と一緒に目標を定め、『個別支援計画』を策定し、日々の取り組みに目標達成のための療育・介助を取り入れていきます。御家族とSTAFFが共通の目標を共有し、『個別支援計画』の実行により目標の達成を目指していきます。

個別支援計画①

対象者 小学校1年生 女児
特徴 自分でやりたい、人から言われる事を好まない
○○を先してね~等の職員の声掛けより
自ら順番を決める事により行動がスムーズ。
自分がやりたいこと等は集中にて取り組む事が出来る。
年に2回の保護者面談により6ヶ月間(目安)の個別支援計画を作成
小学校1年生の為 初めての個別面談を実施
保護者の思い リボン結びが出来るようになりたい。
現状 制服や体操服を巾着やビニール袋に入れる事は出来るがくくる事が困難
細かい指先の動きはスムーズではない。
魔法のしかけ
通所時には ランドセルから 連絡ノート、水筒を取り出す。
→チェック、フック等指の細かい作業を訓練
靴は靴箱の片付けた後、靴に洗濯ばさみで作成した靴札を装着
→袋を開ける、ひもを結う等様々場面に必要な親指と人差し指の訓練を洗濯ばさみで代用した訓練
タオルをフックにかける
→上記同様、親指と人差し指の訓練 + ちから加減の訓練(力強くは細いフックにかける事ができません)
おやつの袋は自分で開ける
→親指と人差し指の訓練
帰りの会で自分の荷物をリュックやランドセルに片付ける。
→連絡ノートを入れているポーチのチャックの開け閉めやリュックのファスナー等の細かい動作を訓練
制服から私服へ着替えた後、布巾着に制服を入れていたが保護者に相談し ビニール袋に切り替えて頂き結ぶ練習から開始。
→本人の中では困難な動作ではなかったのでスムーズに定着

・・・等々一日の活動の中にも『魔法のしかけ』をちりばめています。

魔法のしかけ

・・・子どもたちはさせられる事を嫌がります。
ポラリス・シリウスでは何かを強いるのではなく
継続的にデイサービスに通う事で
無意識のうちに社会性を身につける取り組みをしています。

これは障がい児・健常児に関わらず、すべての子どもの成長を促すと考えるからです。

例えば・・・
本が好きなこどもがいました。
保護者は世界の歴史の本を子供に与えました。
こどもはいつの間にか歴史を学び、歴史人物は記憶し始めました。

本人のストレングス(強み)を活かし、
『いつの間にか〇〇が出来るようになった』
となるように考えた取り組みです。

新たな課題

2学期より蝶々結びの取り組み開始しました。
当初、本人のなかで出来ない、難しい、嫌い、やりたくない等の意識が先行してしまい職員の説明が全く入らず、泣いてしまう事が数度続いた為、 スタッフ会議を開き、検討することにしました。

会議内容

蝶々結びの取り組みにあたり、以下のような内容を話し合い、Aちゃんの状態を把握することにしました。

①蝶々結びにはどのような力が必要か。
→蝶々結びに必要な親指と人差し指の力は持っている。
②手順は理解しているか。
→ふたつの紐をバッテンした時にわかりやすいように紐の色を変えてみた。
→説明が聞けない。聞かない。
(本人の中で難しい、できないが先だってしまう。)

蝶々結びを出来る指先の能力は備え持っているが不安や羞恥心などから説明を聞く事が出来ないようです。

再会議内容

会議の中では本人の性格、性質、好きな物等様々な観点から意見交換をするようにしました。

①どのように説明するか
→手順書等絵順番等が分かりやすい絵カード方式?
本人の好きな物:ディズニープリンセス
②誰が説明するのが好ましいか・・・
ポラリス指導員 一人が丁寧に横について一緒に取り組む?
普段関わりの少ない人の方が話が入りやすいようだ
普段関わらない ヘルパーステーションスタッフにお願いしてみる?

会議を踏まえて

事前にシリウス職員にディズニープリンセスの仮装をして蝶々結びの手順を指導してほしいとお願いし、本人には、設定を踏まえて、わくわくするような物語の形で伝えることにしました。

「Aちゃん、今日は紐結びがとっても上手なプリンセスが会いにきてくれますよ!!」

Aちゃんは、プリンセスからの紐結びの指導を丁寧にゆっくりと聞き取ることができました。
そして、数回練習を繰り返すとなんと一人で蝶々結びができるようになりました

「できない!」が「できた!」に変わったことで、その後も毎日、「かごに自分の名札をつける際の蝶々結び」という「魔法のしかけ」を作ることで、確実にできるように取り組んでいます。

そして目標達成に向けて『保育士・介護福祉士・特別支援学校教員免許所持者・幼稚園教諭免許所持者・小学校教諭免許所持者・行動援護従事者研修修了・介護初任者研修修了』といった資格を保有したSTAFFが、日々の活動に取り組んでおります。
もし、当社の取り組みに御興味を持って頂けました際には、御体験や御相談の機会を設けておりますので、お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。

このHPを通じて、たくさんの児童との新たな出会いを楽しみにしております。