“箱庭療法”

2020.09.19

先日箱庭セラピー体験に行って来ました。 
たまにドラマなどの精神科で箱庭をしているシーンがあったり 
箱の中におもちゃを並べる「箱庭療法」をご存じな方もおられると思います。
「箱庭療法」とはユング心理学を基盤にして発展し「砂遊び療法」として確立しました。 日本では、1965年に箱庭療法として導入されました。 現在では全国の病院・学校等の相談室や各種のカウンセリングルーム等で、幅広く用いられています。 ある一定の大きさの木箱に砂が敷き詰められ、内側は青く塗ってあり、
この箱の中を様々な人形や石、おもちゃ(ミニチュア玩具)などで箱の中を表現します。 体験では、「箱の中は青くなっててね、、、」等軽く説明を受け、
セラピストさんの視線も感じる事なく、約20分程本当に自由に取り組ませて頂きました。
ある程度の時間設定はあったものの終了も自らセラピストさんに伝える形でした。
すごく大きな木箱ではないので何時間も必要な人はいないのかもしれませんが、
一緒に体験した私の子どもは何度も何度もやり直ししていましたね。 セラピストさんは一つ一つのものに「どうしてここにおいたのか」
「これは川?」
「この川はどこにつながってるの?」 「この川はどこかで止まってる?」
「この家には誰がいるの?」
とほとんどが質問で、答えに対しては 傾聴に徹しておられました。

過去現在未来も感じる事ができ、木箱の外側は外の世界とイメージされ、
箱の中は内面を表しているとのことで、何も考えず置いた物にもやり取りを通して気付かされる事が多く、 客観的にも自分を知ることが出来ました。
「箱庭療法」は自分を知り見る事が出来るところが精神的な治療や療法に繋がるのだなと感じました。 「箱庭療法」は潜在的な自分の気持ち、気分を表す事ができ、うまく言葉で気持ちを表現できない子どもにも有効とされています。 自分を知ることで、自分が望んでることが明確になり、本当の楽しみを知ることができ、自己肯定感も高まります。 私も体験を通して、気づきや発見も沢山あり本当に楽しかったです。
大変勉強にもなり、これからもう少し深めて行きたいと思っています
。 またこのブログでもお話出来たらと思います。
☆児童デイサービス ポラリス☆ 茅野